2022年3月31日

家事が楽になる間取り

家づくりの主役は誰が何といっても奥様ではないでしょうか?
もちろん可愛いお子様のために子育ての家が欲しい、一家の主として家族を守る城が欲しい・・・などご家族皆さまが主役であることは疑いようのない事実です。
しかし、家にいる時間が最も長く、その家の中で『家事』、『育児』という非常に重要で大変な仕事をする奥様に少しでも楽に、快適に過ごしてほしいという気持ちは、すべてのご家族に共通の想いではないでしょうか。

間取りを工夫することで、それらの負担を軽減することができるとしたら、奥様にとってどれだけ快適な生活に変わることでしょうか。
その方法を、いくつかの分野ごとに紹介していきます。
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1.洗濯
子育て中の奥様であれば、最低でも1日1回は洗濯機を回す必要があります。洗濯自体は、洗濯機が自動で動いてくれるので大した負担にはならないかもしれませんが、そのあとの洗濯物を干したり、取り込んだりする作業はとても大変なものですよね。

マンションやアパートに住まわれている方はイメージしづらいかもしれませんが、2階のベランダで干す場合、洗濯物を持って階段を上がるのは大変な作業です。万が一、足を踏み外しでもしたら、と思うと恐ろしくなりますね。

庭に干すにしても、ある程度の移動距離を重いものを持って移動するわけですから、腰や足腰に相当な負担を掛けます。
また、洗濯物を干す際に、気になるのが外からの視線ではないでしょうか。
洗濯物を他人に見られたくない、パジャマやすっぴんでベランダや外に出た際に近所の人に見られたくないなど、何かと気を使うものです。

中には、他人に見られたくないから部屋干しにしたり、洗濯物を干すためだけに着替えたりする奥様も少なくありません。これでは、奥様の負担を軽減するどころではありません。

これらを解決する方法は、洗濯機から近い場所に干すことができ、しかも外からは見えない場所に洗濯物を干すことしかありません。
その最も賢い方法のひとつが『中庭』です。

洗濯機から2~3歩の距離にあり、しかも家の中なので、外からの視線が入ることはありません。パジャマのままでもすっぴんでも気にする必要はありません。
これで、奥様の『洗濯』における負担は大幅に軽減できることでしょう。

2.掃除
掃除の負担を減らす一番の方法は、収納を工夫することです。単純に収納が少なければその分、収納以外のスペースにモノを置かなければならなくなり、部屋が散らかってしまいます。最低限でも、一定の面積は収納を作らなければなりません。
目安としては、最低でも総面積の7%以上はなければ家の中がいつも散らかっている状況になってしまうでしょう。10%くらいあると、空間にゆとりをもって整理整頓ができる環境が整います。

また収納の大きさと同様に重要なことがあります。
それは、収納の数です。
収納は各部屋の至るところに数多くほしい、と思われる人が多いと思いますが、実は収納は同じ大きさであるなら少ない方が良いのです。
『小さな収納がたくさん』よりも『大きな収納がいくつか』 の方が散らからないのです。

小さな収納は、どこに何をしまったのか分からなくなる状況を引き起こし、結果としてモノが溢れかえる生活を招き、無駄な出費も増えることになります。また収納がかたまっていると、収納内の整理整頓がしやすいため、さらに効率的に活用できるようになります。

3.子育て
奥様の生活の中で最も大変なのが『子育て』ではないでしょうか。
特に子供が小さいうちは常に気を張って、目の届くところで見ていないといけません。
家事と育児を両立させることは大変な負担となります。

子供は外で遊びたがります。しかし、家事をしている間に子供だけで外や庭で遊ぶとなると、気が気ではないでしょう。なので、家事の手を一時的に止めて外に遊びに行くか、外で遊びたい気持ちを我慢して家の中で遊んでもらうか、そのどちらかになってしまいます。
子供は外のように思いっきり遊べるけど、奥様は料理をしながらでもお子様の様子が常に確認できる、そんなスペースが家の中にあると子育ての負担がぐっと減ることでしょう。

老後に無駄なお金を掛けないコツ

家づくりを考える際、多くの方が新しい家で生活をはじめた直後のことや、子供の成長に伴う数年後の各部屋の使い方などを想像されて間取りを考えることと思います。もちろん目先の生活を考えることも必要です。しかし、いずれお子様が別の場所に住まわれる可能性や、老後の夫婦だけになった際の生活のことを同時に考えておかないといけません。

子育て期間をより楽に、より楽しみながら過ごしたいという住宅購入の動機においては非常に大きな要素ではありますが、期間は非常に短いものです。
子供がまだ小さい子育て期間、子供が自立して部屋が必要となる期間、そして夫婦だけの期間、いずれも重要な時期ではありますが、そのうちで最も長いのは夫婦だけの期間となるご家族が多いことでしょう。
子供が出られて夫婦だけとなった直後は、大きな問題はありません。しかし、年を取らない人はいません。誰もが必ずいずれは年を取り、徐々に体力も落ちてきます。
老後のことを考えずに家づくりをしてしまうと、最も長い期間を不都合を感じながら生活しなければなりません。

例えば、収納の多くを2階に配置している家であれば、1日のうちに何度も2階を往復することになります。足腰が弱くなってしまうと、それだけで大変な負担となります。

2階のベランダに洗濯物を干す間取りとなっている場合も同様です。重い洗濯物を持って階段を上がっていくことは、負担と同時に危険も伴います。
両手がふさがっている状態で、また足元も見えづらい状況で、もし足を踏み外しでもしたら・・・考えるだけで恐ろしいことになります。

また、多くの家が2階に子供部屋を配置していますが、大抵の場合、老後はたまにしか足を踏み入れない物置になります。子供部屋を必要以上に作りすぎてしまうと全く使わない部屋ができてしまうことになります。
全く使わなくても、たまには掃除も必要となるし、元々その部屋を作るのにも大きなお金が掛かっているわけですから、非常にもったいないことになってしまいます。

足腰が弱ってしまい2階に行き来するのが難しくなってくると、1階のスペースを増やすために増築をされる方も少なくありません。せっかくお金を掛けて部屋を作ったのに、その部屋は使わずに、またお金を掛けて別の部屋を作る・・・老後のことを考えておかないとこんな無駄な出費が増えることにも繋がりかねません。

家づくりの際には老後のこともしっかりと考え、1階に生活の比重を置いた家することで、極力お金や労力の無駄を省くことが必要です。

家族を守るために知っておくべき防犯の話

住宅を購入する際には、どの土地にするのか、いくらくらいまでなら無理なく支払えるのか、どんな間取りにしよう・・・など考えることがたくさんあり、ワクワクする反面、どうして良いか分からずに悩むことも多くあることでしょう。
それは仕方のないことかもしれません。一度決めてしまってからは後に引き返せないものばかりだからです。慎重に考えながら進めていく必要があるでしょう。
特に資金計画に関しては、多くの方が強く意識しています。資金計画を疎かにしてしまうと、住宅を購入した後に日々の生活が苦しくなり、支払いが出来ずに家を手放してしまう事もあります。

しかし、資金計画と同様、もしくはそれ以上にしっかりと考えていただきたいことがあります。

それは、防犯のことです。

警視庁の発表によると年間の住宅侵入強盗の件数は毎年4万件を上回っております。つまり1日平均100件以上ものお宅が侵入犯罪の犠牲になっているのです。
侵入犯罪の恐いところは、物が盗られてしまうことではありません。もちろん大切なものや高価なものが盗られてしまっては非常に辛いでしょうが、本当に恐いのは、家の中で鉢合わせてしまった場合です。
最悪のケースでは、命を落としてしまう可能性もあります。実際に侵入犯罪で鉢合わせてしまった際に、命を落としたり、暴力を振るわれ身体や心に致命的な傷を残してしまった例も毎年後を絶ちません。

また被害者たちは身体が無事でいたとしても、またいつ来るのかわからないという恐怖で夜も眠れずに日々不安に苛まれてしまい、結局は夢のマイホームを手放して別の場所へ引っ越すという家族もいます。

マイホームを購入する際には、必ず侵入犯罪が起こる可能性を考慮し、『狙われにくい家』にすることを考えましょう。

侵入犯罪の半分以上、特に一戸建ての場合、大半が窓からの侵入です。ガラスを割ってカギを開けるという古典的ですが、最も時間がかからない手口です。だからこそ犯罪者が侵入しやすい場所に大きな窓は極力避けるべきであり、例えばその周りには歩くと大きな足音が鳴る砂利を敷くなど防犯対策をする必要があります。

技術の進歩に伴い、ガラスは簡単には割れないよう性能が向上し防犯グッズも充実してきました。しかし同時に侵入犯罪者の技術も進歩しています。複数のプロによる計画犯が現在の侵入犯罪の主流です。だからこそ、狙われてからの対策では十分に防ぐことができず、狙われない家にすることが最も賢い防御策と言えるでしょう。

一番の防犯対策は、生活習慣を悟られないことなのです。
一昔前の突発的な侵入犯罪と違い、現代の侵入犯罪は計画的犯行です。公園や車の中からターゲットとする家の調査をし、何人家族なのか、いつのタイミングで家の中が無人になるのか、部屋の間取りがどうなっているのか、などを念入りに調べます。

犯罪者はとにかく安全に、短時間で目的を果たしたいと思います。
家族構成を、洗濯物や自転車の数などで確認します。そして生活スタイルを見て、家の中が空になる時間帯を見定めます。
また、一秒でも無駄な時間をかけないよう、間取りを事前に把握しておく必要があります。リビングから入り、最短で夫婦の寝室へ。そのために外観を見て、窓の位置などから家の間取りを確認するのです。

侵入犯罪は、起こってしまっては取り返しがつきません。幸せな家庭が一気に不幸になってしまいます。
また、家が出来上がってから対策を考えても、できることは限られます。

住宅を建てる際に、防犯のことも考えたプラン、設計にしていただくことを意識してください。
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1.洗濯物は外から見えない場所に
家族構成を悟られないよう、洗濯物は外から見えない場所に干す。例えば中庭に洗濯物を干すことで、日当たりは良いけど外からは一切見えずに安心です。
2.侵入しやすい窓を作らない
いくらプロの犯罪者といえども、頑丈な玄関を壊して侵入するのは容易ではありません。外から見て、侵入しやすい大きな窓が無ければ、そもそもターゲットとすることをあきらめるでしょう。
3.間取りが分かりにくい外観に
住宅に詳しい人であれば、外観を見ると窓の位置や大きさ、換気口などから間取りが想像つきます。外観に壁面を増やすことで、家が頑丈になるだけでなく、室内の間取りが想像できないというメリットがあります。外から見て、間取りが分からない家は、狙いづらいものです。
4.自転車、三輪車は家の中に収納
自転車や三輪車の数である程度の家族構成がわかります。また、外出しているか家の中にいるのかも筒抜けになってしまいます。家の中に大きな土間収納を設けることで、雨や砂埃から守るだけでなく、家族構成を悟られにくくすることができます。

資金計画

家づくりで失敗してしまう人の殆どが、資金計画をおろそかにしてしまったことが原因と言っても過言ではないでしょう。

家は一生に一度の非常に大きな買い物です。多くの方が数十年にわたって住宅ローンを返済するわけですから、資金計画を間違えてしまうとそのあとの人生が大きく狂ってしまうことにもなり兼ねません。
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1.借りることのできる金額を知る
まずは、現時点での借り入れ能力を把握する必要があります。
場合によってはクレジットの延滞や雇用形態・勤続年数によって全く借りることのできない可能性もあります。そうなると、せっかくマイホームを計画しても購入不可能となってしまい、すべて無駄になる可能性があります。まずはいくらまで借りることができるのかを、事前審査によって把握しましょう。
2. 家計の見直しをする
住宅を購入すると家計の掛かり方も変わってきます。
例えば住宅ローン減税によって当初は減税があり家計がプラスになります。しかし固定資産税が発生するようになり、電気代等も変わる可能性もあります。
また、大きく変更するものとして『保険』があります。住宅購入の際に団体信用生命保険に入ることで、今までの生命保険の保障内容と重複する可能性があります。これらの見直しをすることで月々の保険料を削減できるかもしれません。
3.無理なく返せる金額を把握する
1で借りることのできる金額は分かりましたが、『借りることのできる金額』=『無理なく返済できる金額』ではありません。借りることはできても、返済が厳しく日々の生活を窮屈にしてしまうかもしれません。それではせっかくのマイホームが台無しになってしまいます。
家計の見直しをした上で、無理なく返済できる金額を把握しましょう。
4.住宅ローンの種類とそれぞれの特徴を知る
住宅ローンとひとえに言っても、様々な種類の住宅ローンが存在します。それぞれの住宅ローンによって金利やサービス内容が変わっており、適した住宅ローンを選ばないと思わぬ損をしてしまう可能性もあります。全期間固定金利を選ぶのか、それとも変動金利を選ぶのか、どの銀行のどのローンにすべきなのか、住宅会社と打ち合わせをしてそれぞれのメリット・デメリットを把握した上で決めましょう。
5.土地や外構、諸経費など、家づくりに掛かる費用すべてを把握する
家づくりは、建築費用だけでなく土地代金や外構費用など様々な費用が掛かります。
これらをしっかり把握して計画しないと予算を使い切ってしまい、外構にお金がかけられず、家は立派なのに外構がみすぼらしくなってしまう可能性もあります。
また、登記費用や火災保険、住宅ローンの保証料など、見落としがちの様々な費用があるので、しっかりと把握して、総予算から差し引いた上で、建物と土地にいくらまで掛けることができるのかを計画しましょう。

住宅取得までのスケジュール

家づくりは計画をスタートしてからお引渡しというゴールに行くまでに思った以上に時間がかかるものです。 

スケジュールを十分に把握していないと、希望していた時期に入居できない、間に合わせるために納得のいかないプランのまま進めてしまうなど、様々な問題を引き起こします。

計画から引き渡しまで、何をしなければならないのか、それぞれにどれくらいの期間が掛かるのかを事前に把握しておきましょう。
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1.資金計画
まず、最初に行うべきことは資金計画です。家づくりは非常に大きな買い物なので、十分に計画を練りましょう。いくらまでなら無理なく返済できるのかだけでなく、建てるべきタイミングや頭金の額などもシミュレーションして、最も適した計画を立てる必要がありますが、独学では限界があるので、住宅会社かファイナンシャルプランナーなどに依頼すると良いでしょう。
2.住宅会社選び
雑誌やネット、内覧会などからいくつかの住宅会社を選定し、絞っていきます。
単純にブランドや価格だけでなく、デザイン、実績、人柄、アフターなど様々な要素から決めることが重要です。
3.土地探し
土地をお持ちでない方が最初に遭遇する関門です。希望している土地が見つからず、また見つかったとしても高くて予算オーバーになってしまい、数カ月が過ぎてしまうということがよくあります。土地は住宅会社の協力のもと、進めていくとよいでしょう。
4.プラン・見積り
住宅会社からプランと見積りの提案を受けます。住宅会社によって異なりますが、ラフプランと簡易見積りから始まり、詳細プランや見積もりは設計契約といった仮契約を通した上で提出することが一般的です。
5.地盤調査
建築地の地質調査をして、地盤がどれくらいの強さなのかを測ります。
6.本契約・住宅ローン申込み
内容を十分に確認した上で、本契約の締結と住宅ローンの申し込みを行います。
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1.建築確認申請
契約を締結したら、すぐに工事が始まるわけではありません。本契約した内容の通りに家を建ててよいのかどうかを審査機関に届け審査します。問題がなければ『建築確認済証』という証書が発行され、公に認められたことになります。
通常は1~2週間程度で済みますが、過去の違法建築によるトラブルなどの原因もあり、以前に比べると審査が厳しくなっており、1ヶ月近く掛かるケースもあります。
余裕をもって計画を立てましょう。
2.地盤改良
まず、土地によっては地盤改良をしなければ家を建てることができないケースがあります。これは地盤調査の際に、改良が必要か必要でないかは分かりますが、必要となった場合、改良費用として100万円前後の金額が掛かります。
必ず事前に把握して資金計画に盛り込みましょう。
3.地鎮祭
工事の安全を祈願して行う昔からの習慣です。必ずしも行わなければならないわけではなく、近年では地鎮祭を行わない人も増えてきています。しかし、一生に一度の家づくりです。生涯にわたって安心して住み続けられるように、そして良い思い出として残るように地鎮祭を行うことをお勧めします。地鎮祭では、神主さんに支払う費用が必要となります。
4.着工
いよいよ工事が始まります。
最初は基礎工事から始まり、家を支える重要な個所が作られます。
5.上棟
家の主要な構造体を組み立てていき、棟木を上げる作業や儀式を行います。これによってようやく家の形を成すことになります。住宅会社によりますが、一般的には上棟式という儀式を行います。
6.完成
家が完成し、まもなく引き渡しとなります。
家が完成してから引き渡しまでの間に、家の出来具合をチェックしましょう。まだ最終的な金額を支払っていない段階なので、多少の手直しなら可能となります。
7.引き渡し
おめでとうございます。新居の鍵を受け取り、正式に家が依頼主のものになります。
8.アフターメンテナンス
家は、一度住み始めると様々な不具合が出てきてしまう可能性があるものです。例えばクロスがよじれたり、建具の立て付けが悪くなったり、もしくは乾燥によって木材が反ってしまったり...。
これらは必ずしも施工が原因というわけではありません。慌てず落ち着いて、まずは依頼した住宅会社に相談しましょう。

賢い土地の探し方

住宅を購入する際に、必ず必要となってくるもの・・・それが『土地』なわけですが、すでに土地をお持ちの方を除くと、すべての方が今後数十年と生活をしていく起点となる土地を探し、決めなければなりません。

その重要な起点となる土地探しに、もし失敗してしまったら・・・
考えるだけで恐ろしいことになるでしょう。

なぜならば、家具や模様替えなどによってイメージや機能を変えることのできる家と違って、土地は一度決めてしまってからでは、その土地を動かすこともできないし、形を変えることもできないからです。

土地を決めるということは、まさに一生付き合っていくパートナーを決めるようなものかもしれません。

しかし、土地探しに十分に満足し、成功したと思っている住宅購入者が驚くほど少ないのも現実です。
どんなに理想的な住宅を建てたとしても、その建物の下にある土地に不満を持ってしまっては、家づくりに成功したとは言えず、後悔してしまうかもしれません。

では、失敗しない賢い土地探しをするために、必要なものは一体なんなのか。
そのポイントをいくつかお伝えします。
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一般的に土地の良し悪しを図る材料として、大きさ、形、位置(日当たり)、高低差、駅からの距離、近隣施設、学区などがあります。

多くの人が、できるだけ大きな土地で、形がよく、南側道路の日当たりの良い土地で、高低差が無く平らで、駅からの距離も近く、近隣にはスーパーやコンビニがあり、そして希望の学区内・・・そんな土地を希望することと思います。

では、もしそのような土地に巡り合えたら、土地探しは成功するのか??

というと、そうはなりません。何故かというと、そのような理想的な土地は、驚くほど高額だからです。
土地の価格というのは、一般的には路線価と面積、そして地面の状況などによって決まると言われていますが、実はもっとわかりやすいパロメーターがあるのです。
それは、、、『人気』です。
欲しがる人が多ければ多いほど、土地の価格は高くなり、欲しがる人が少なければ安くなります。

例えば、非常に条件の良い土地であっても、その土地近辺で悲惨な事件が起こったとすると、欲しがる人が少なくなり、結果土地自体は全く変わっていないのに、価格が安くなったりするのです。

先程の土地を見てみましょう。

良い条件をすべて満たしている土地であれば、大半の方が欲しがることでしょう。結果、非常に高い土地となり、予算の多くを占めてしまう可能性があります。
どんなに条件の良い土地を手に入れることができたとしても、そのせいで予算が厳しくなり、結果、家を妥協せざるを得なくなるかもしれません。
もしくは、予定より多くの住宅ローンを組むことになり、日々の生活が苦しくなるかもしれません。

家づくりは土地だけではありません。その上に家族の希望を満たす家が建ち、そして日々の生活にゆとりを持った支払いができる資金計画を立てることが必要です。
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土地の価格のカラクリを把握した上で次にやるべきこと、それは「どの条件を外していくか」です。すべての条件を満たそうとすると高額になってしまい、条件をひとつ外していくと、その分だけ安くなっていくと考えましょう。

そうすると、多くの方が「妥協」しなければいけないのかと思われることでしょう。そうではありません。

学区や駅からの距離など、外部要因の条件は別として、土地自体の条件、例えば大きさや形、位置などは、条件が悪いからといって必ずしもマイナスになるとは限りません。

例えば、高低差のある土地であっても設計次第では、その高低差をうまく活かして、平な土地では決してできないような個性的なプランを可能にすることもあれば、北側道路の一般的には日当たりの悪いと言われている土地であっても、設計次第では、吹き抜けや中庭を組み込むことによって四方から光を取り込む明るい家にすることも可能です。

つまり、土地は設計次第で良くも悪くもなるのです。
どのような建物にするのか、それを決めながら土地を探すと、条件は悪くとも理想的な土地に出会える可能性が増えていきます。
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土地探しにおけるよくある失敗事例として、土地にお金を掛けすぎてしまうことが挙げられます。良い土地を探し回った結果、条件は良いが高額な土地を購入してしまい、建物の予算を大幅に削ってしまうことになります。

特に、土地購入時には、不動産情報に載っている価格以外に、必要なお金もあります。
これらをしっかりと把握して土地を購入しないと、その分のしわ寄せが建物自体やその後の生活に圧し掛かってくることになります。

まずは、しっかりと資金計画を立て、いくらまでの土地であれば、建物にある程度の希望を叶えながら十分に支払っていけるのかを把握することが重要です。

2022年3月29日

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