正しい資金計画のやり方

正しい資金計画のやり方
資金計画で大切なことは、 「どのタイミングで資金計画を行うか?」 ということです。

土地を決め、住宅会社を決め、プランを描いてもらい、
そして見積りを出してもらうと同時に資金計画書という名の
予算シートを出してくれる住宅会社が多いのですが、
このタイミングで資金計画を行うのではあまり意味がありません。

資金計画をするタイミング

そもそも資金計画とは、全体予算をはじめ、
土地や家などにそれぞれ一体どれくらい
予算を振り分けるのかという計画を
立てるために行うものです。

ですので、家づくりの最初にしなければ
意味がありません。

家づくりを考えてらっしゃる方は、
まず資金計画から始めるということを
肝に命じておいてください。

そして、その資金計画で最初に
行うことが『住宅ローン選び』です。

住宅ローンとは

まずは、住宅ローンについて考えてみましょう。
住宅ローンで借り入れする金額を決める際、

1.金利タイプ

2.返済期間

3.月々返済額

この3つをもとに決めていきます。

返済期間について

一般的には、返済期間の最長は35年なのですが、
(フラット50という50年までOKという商品もありますが、ここでは割愛します。)
返済期間については多くの方が勘違いしていることがあります。

それは、返済期間は5年単位でしか
決められないという勘違いです。
実はこの返済期間は、5年単位という決まりはありません。
例えば、24年にする、31年にするといった風に
自分自身でお好きな年数を自由に決められるのです。

またフラット35という商品を選ぶ場合、
35年返済しかダメだと思い込んでいる方が結構いらっしゃいます。
こちらも35年でないとダメという決まりはないので、
安心していただければと思います。

返済期間については、以上のことを踏まえつつ、
職業や年齢などを考慮した上で
決めていただければと思います。

ただし、あまり短い期間で設定してしまった場合、
借入額が少なくなってしまうことになるので、
予算という点も考慮しつつ決めていただければと思います。


月々の返済額について

続いては、"月々の返済額"についてです。

ここで質問です!
あなたは毎月いくらぐらいなら返済出来ますか?

1.今の家賃で払っている金額

2.家賃に1万円足した金額

3.家賃に2万円足した金額

4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上


ここで答える金額については、
その方の価値観によるものなので、
正解があるわけではないです。

強いて言うなら、何を基準に決めるか
ということが大切になります。

あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、
『家賃』+
『光熱費(ガス・電気・水道代)』+
『CATV代』
が、居住費としてかかっていますよね。

そして、これから家を建てるとなると、
この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、
さらに『固定資産税』が税金としてかかって
くるようになります。

また、家を建てるとなると、家の面積が増える分、
もしかしたら光熱費も多少上がるかもしれません。

20年後、30年後の修繕に備えて、
その積立ても考えていかないといけません。

そうなれば、今までよりもお金が
かかってしまうということになります。

ですから、本当は最初に『資金計画』をしつつ、
それに加えて『生命保険』を見直した方が良い
のです。


生命保険を見直した方が良い理由とは

住宅ローンを借りるとなると、
「団体信用生命保険」と言う生命保険に加入することになります。
ローンを組んだ方に、もしものことがあった場合、
住宅ローンがその保険金で相殺されることになります。
つまり手厚い保障がつくということなのです。

ですから、家を建てる機会に一度
現在お入りの生命保険を見直してみることも大切です。
無駄に保障ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎてしまっている方も
決して少なくないですからね。

もし、保障の手厚さは維持したまま保険が1~2万円削ることができるなら、
それで固定資産税や修繕費用の積立てが出来ますから、
保険の見直しもぜひ前向きに考えていただきつつ、
返済金額を算出していただければと思います。

住宅ローンは、以上のことを踏まえた上で
選ぶようにしてみてください。
そして、そこから逆算された借入金額に、
負担出来る自己資金を加算した合計金額が、
あなたにとってのベストな全体予算となるのです。

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